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井上千鶴のことば

 

 

 

梅雨の晴れ間

 

梅雨空が続いた後、昨日は久し振りの

青空が広がりました。一転、今日は朝から

シトシトと全くの梅雨です。

そんな中、庭に出て新聞を取りに行くと

緑の香りがじっとり身を包むようにある中、

咲き出したクチナシの甘い香りが、すっと

よぎります。

足元を見ると1週間前までは乾燥した杉苔が

茶色くなって葉を閉じていたのが、入梅と

同時に濃い緑の葉を全開させ、しっかり

雨を補えています。

しっとりと水分を含んだ空気の中で、

植物の緑とそれの発する緑や花の香り、

それに加えて濡れた石を目にすると、

日本の季節の美しさに一時うっとり

とした気分に浸ります。

外出先の雨は嫌なものですが、家に居て

ゆったりとしている時の雨は最高の落ち着きを

植物に限らず私にももたらしてくれます。