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About

奈良の記憶を、暮らしに織りなす

井上企画・幡が提案するBAN INOUEは、奈良を拠点とするライフスタイルブランドです。 写真家がレンズ越しに見つめた「奈良の美しさ」を、見るだけでなく、触れられるものへ。

自然素材を主とした、麻のバッグや服。 蚊帳生地で作る日常着やふきん。 そして、季節の旬を味わうカフェでのひととき。

私たちは「衣・食・住」を通じて、奈良にある穏やかで丁寧な時間を、皆様の暮らしにお届けします。

写真家のまなざしと、
奈良晒の伝統。

私たちの原点は、1987年の創業。奈良の風景を生涯撮り続けた写真家・井上博道と、奈良晒の老舗に生まれた井上千鶴が始めた会社です。

博道は写真という「映像」で、千鶴は工芸という「もの」で。 手段は違えど、二人の願いは共通して「奈良の素晴らしい風土や美意識を、多くの人に伝えたい」ということでした。

ただ眺めるだけの美しさではなく、毎日の暮らしの中で使われる「用」の美しさへ。 社名の「幡(BAN)」は、法要の時に寺院の境内等に飾る旗のことです。荘厳な美しさをもつ奈良を背景に、創業者の想いは現在もすべての事業の根幹に流れています。

「衣・食・住」
奈良の素材で、心地よい暮らしを提案します。

私たちは単なる繊維メーカーでも、飲食店でもありません。
自然素材の特性を活かし、現代の暮らしをトータルで捉えるものづくりをしています。

麻と蚊帳の製品づくり

古くから奈良に伝わる「麻」や「蚊帳」の技術。私たちはこれを現代のライフスタイルに合わせて再構築しています。風を通す涼やかな「蚊帳の日常着」、使い込むほど手に馴染む「麻のバッグ」、暮らしを支える「ふきん」などの生活雑貨。これらはすべて、高温多湿な日本の気候に適した、先人の知恵の結晶です。

からだを整える「幡・INOUE」の食

直営店のカフェでは、季節の素材を大切にした「中食」や「甘味」を提供しています。食べることもまた、健やかな暮らしだと考えるからです。

永遠なる感性を、
現代の心地よさに変えて。

なぜ、今あえて手仕事を届けるのか。 それは、効率やスピードが優先される現代において、「心が深呼吸するような時間」が必要だと考えるからです。

私たちのインスピレーションの源は、安土桃山時代に花開いた「華(はな)」と「侘び(わび)」の美意識。 かつての日本人が持っていた、自然を敬い、四季の移ろいを愛でる繊細な感性です。

私たちは、この古き良き美意識を、単に「伝統工芸品」として飾るのではなく、今の生活に馴染む「道具」として提案します。自然素材の服に袖を通した時の心地よさや、食事を丁寧に味わう喜び。「奈良の悠久の時間を、日々の暮らしに持ち帰っていただくこと」。それこそが、私たちがものづくりを続ける理由です。

「めぐる素材、つなぐ想い」
人と自然に、誠実であること。

私たちのものづくりには、創業時から変わらない二つの約束があります。

一つは、自然への敬意です。 江戸時代の日本が循環型社会であったように、私たちも素材を無駄にしません。製造過程で出る「余り布」を捨てず、綿に戻して糸を紡ぎ、新たな製品へと生まれ変わらせるアップサイクルに取り組んでいます。

もう一つは、つくり手の暮らしを尊重すること。創業当時、私たちは「女性が社会で自立し、生き生きと輝ける場所を作りたい」という願いを掲げました。その想いは今、性別や年齢を問わず、「一人ひとりのライフステージに寄り添う働き方」へと受け継がれています。

つくり手自身が、日々の暮らしを大切にしているからこそ、使い手の生活に馴染む「温かいもの」が生まれる。 私たちはそう信じて、人と自然に誠実なものづくりを続けてまいります。