井上企画・幡の代表である林田千華が、会社のことや生活のことなど、あれこれと綴ったブログ
初めまして。
入社25年の林田千華と申します。
約9年間つづっていた、母、井上千鶴からこの度ブログのバトンを受け取りました。
母のブログは「幡の想い」として社長の考え方や会社の方向性を、ブログを通して表していました。
私は、本社・直営スタッフはもちろん、9年前からブログをお読みいただいている皆様に、私が知る過去現在未来の井上企画・幡のことを、時系列は気にせず色々とお話ししたいと思います。
お手隙のときにでもご一読いただければ幸いです。
私は昭和47年、写真家の父と当時専業主婦だった母のもとに生まれました。母は私が中学生迄は専業主婦でした。父はフリーカメラマンでしたが、新聞社の報道カメラマン時代が染みついているのか常に走り回っていました。幼少のころは時々家族で野山川にピクニックに行く等ゆっくりしていたこともありましたが、その中でも出かけた先では父はお弁当を食べるか撮影をしているかのどちらかだったような気がします。
大学卒業後、アートフレームのメーカーで勤めたのち入社いたしました。
30年前のこの巾着は、「伝統を今の生活に取り入れ楽しむ」をコンセプトにした、会社の原点のような商品です。
手績み手織りの苧麻と正絹の名物裂を合わせて巾着に仕立てたものです。名物裂は茶器の仕覆や袱紗に用いられ珍重していたものですが、普段使いに取り入れることにより伝統を身近に感じられますね。
こちらは1年前に作った別珍と合わせたクッションですが、2種の素材が各々を引き立たせています。ニュートラルな色使いはリビングとの相性もとても良いです。布は素材や色使いで生活に彩りと潤いをもたらせてくれますね。
このように生活提案も交えたことをご紹介できればなと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。