2年半前より手掛けてきた「蚊帳再生プロジェクト」。 今秋よりアップサイクルの商品を販売します。
本来であれば捨てられるはずの残布に新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品に生まれ変わりました。
蚊帳の洋服を作る際にでる裁断くず(残布)を再度原料に戻し、紡績した後、反物にします。
原料に戻す際、糸くずが残る程度に反毛し、糸に風合いを持たせ織りあがった反物は何とも言えない風合いを持っています。
廃棄する予定であった残布を再資源化することは、綿の栽培やバージンの綿を作る際に出るCO²の削減、調達コストの削減に繋がります。
今後は販売後の蚊帳服の回収も踏まえ、当社自身でのサーキュラーエコノミー(循環型経済)を目指したいと思っています。
きっかけは・・・・・
私の知る限りですが、この20~30年間は地球温暖化など世界レベルの自然災害の問題が深刻化しています。 自然の力を人間が抑制することは出来ません。だからこそ自然を守る為の根本を考えることが必要となり、取り組みを始めました。
アップサイクルの商品が出来上がるまでの2年半、沢山の先生方、企業の方、技術者の方々にご教授、協力、ときには支えていただき大変感謝しております。
このつながりが無ければ実現しなかった「アップサイクル」です。
今後は広く異業種、異分野の方々とコラボし、サーキュラーエコノミーを実現し、持続可能な社会構築に寄与したいと思います。