立秋
暦の上ではもう立秋、秋雨前線と思いきや、この所の大雨、そして降り続く梅雨のような長雨は、いったい何と表現すると良いのかと思うほどに、これ迄の季節には無かった現象です。イタリアのシチリア島では、気温が49℃であったとか、日本でも北海道で35℃以上の日が連日続いたり全く今迄の季節感では、計り知れない気候が世界中にもたらされています。世界中の人々にとって、一番の難題が温暖化であるにも関わらず、中国、ソビエト、米国、そして、アルカイダ等々、戦争の種を探すような政治経済の問題ばかりが、取り沙汰されています。私達庶民が何をどう悩んでみても、全世界が一つになって、この問題に向かわなければ決して未来はないと誰もが考えているにも関わらず、遅々として進まない本当に嘆かわしい事です。いつものように、このような繰り言を重ねてもどうにもならないのですが・・・。
お盆休みの間になかなか会えない人達に4日間連日、会い続け、朝から夕方まで、あるいは、日中から夜まで、d’origineで今回する事を話し、いろいろな意見をいただきました。本当に有意義な4日間でした。結果、私達がテーマにしている事に皆、賛同をしていただいた事と、中でも若い人達に文化を伝える大切さ、それこそが今、日本が抱える大問題という所で一致しました。温暖化の問題や政治経済の事は、私達にとっては大変気になる事ではありますが、そこは、政治家、学者に任し、自分達で出来る奈良という土地に根ざした文化を継ぐという所で役に立ちたいと思った日々でした。
15日は1日ゆっくり、ボーっとして月曜日から仕事に向かいます。それにしても鬱陶しい日々が続きます。