井上千鶴の言葉

井上千鶴のことば

小売業

最近お買い物を楽しむデパートと繁華街へ行く事が、めっきり少なくなりました。もちろん、新型コロナの影響で人の多く集まる所を避ける為である事が、一番の原因ですが、それだけではありません。30年程前、私が仕事を始めた頃は、今と何が違うかと言えば、良くも悪くも小売店が、バラエティーに富んでいました。色々な個性のお店が都会は勿論、各地方都市にも沢山あり、私自身ギフトショーで、名刺交換したお店のオーナーと会う為に、(どんなお店なのかを見る為に)電車を乗り継ぎ営業に行ったものです。そうして、現在でも取引きしていただいているお店も、勿論あるのですが、この30年余りの間に通販が盛んになったり、多店舗展開される、お店が都会のデパート等のコーナーで商いされたり、スーパーと合わさったモールで営業されたりという、結局、何処へ行っても見られる店作りと商品が並んでいるという事が起こっているようです。そうすると小さな個性ある個人店舗は、いつの間にか見えない存在になってしまいました。また、最近はコロナ禍が追い打ちをかけ、ゆっくり散歩がてらのショッピングを楽しむ事も出来ず、消費者の意識も必要な物だけをネットで購入。全く遊びのない毎日の繰り返しになりました。そんな中、新聞を読んでいると無印良品が、2030年には、国内外の店舗数を現在の2.5倍に増し、売上高3兆円、営業利益4500億円ひき上げるという目標を出しているという記事を見ました。今年度新社長に就いた方は「ユニクロ」の取締役をされていた方だったとか。日本の小売業は、今後どうなっていくのか私達のような中小企業の生き残る方策は一体どのような形なのか、考えるばかりです。
昨日は、いつも行きつけのカットハウスで、カットをしてもらいながら、店長の会話で「人手不足」の話を聞き、美容学校へ行く人も減少しているとか。また、美容院も多様化、人手を減らす為、カラー専門の所では、染めは、人手でして、その後シャンプーは自動洗髪機に任せるという話。私の住む住宅街は、オシャレな店が出来たと思うと必ず美容院いう時代は考えてみれば、10年程前の事だったかなと今更ながら思います。これから先々、気候変動と人口減少、突発的なウィルスの発生率等々によって社会が大きく変化する、何がどうなるのか、少し怖いような暑さの日が続きます。




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