国会答弁を聞いて
東大寺二月堂の修二会が終わる頃、今年は早々に桜の開花が報道されました。10年前、東日本大震災が寒さの中で起こった事を思い出します。自然の力の凄さに只々、驚きの事実を受け入れ、立ち上がる東北の人々の10年間をこの一週間、報道されていました。遠く離れた私達は、それを見て自然の脅威の前では、人間がいかに無力なのかを思い知らされるばかりです。近年、自然災害が多くなっている中で私達は、どのように受け止め暮らしてゆけば良いのでしょうか。その前に予想される事やそれを回避する事をもっともっと真剣に考えるべきではないでしょうか。原子力発電が本当に現在の私達にとって有用な物なのでしょうか。一旦、事故が起こると何十年何百年という間、自然界に多大な悪影響が及ぶという事を考えれば、安易に継続という事にはならないと思えてなりません。その様な事を考えながらラジオを聞いていると国会中継が流れています。菅首相の息子さんが勤める東北新社の接待の件から端を発してNTTや各省庁の接待のあり方が種々取り上げられています。私等いわゆる接待(仕事上の)等全くしない人間からすれば、何故、夜 飲食をしながら仕事相手と話をするのか、それも国民の税金を使ってそのような事ができるのか。とても疑問に思えてなりません。もちろん、昔から「同じ釜の飯を食った仲」という言葉があるように太古の昔から神前で、そのお下がりをいただく直会(なおらい)や新嘗祭のように食を共にする事の意味は、食す在り難さを思う事であり、自社や自己の利益誘導の為にするべき事では無いはずです。言いたい事があれば、日中の会議の席上で話すべきでしょう。国会議員の接待等というものは、一切禁止するべきでしょう。国民の代表たる国会議員がこの様な事に時間をかけているとは、日本の将来も危ぶまれてなりません。あまりヒートアップするとストレスばかり溜まるのでこれ位にして、我に帰り、ようやく新型コロナも少し落ち着くかなという所です。桜も、桃も、雪柳も椿も何もかもが、花盛りの季節が到来です。休日は、自然と共に存分良い空気を吸い込み精一杯生きましょう。