コロナウィルス
三寒四温の言葉よりも早いペースで今年の春は到来です。例年なら今頃は、桜の開花の話題が
盛んですが、残念ながら、新聞、テレビ、ラジオのニュースは専ら、世界中に拡がるコロナウィルスの
感染状況と患者数の事ばかりです。
世界中の人達が家に閉じこもり、中世のヨーロッパの人々のように感染症に恐れ、ひたすら神々に祈る。
そのような暗いイメージがこの現代に再現されるとは思いもよらない事ですが、それにしてもワクチンや
薬がないという現状では、本当に過ぎ去るのを待つしかないのでしょうか。
世界経済はもちろん、大変な事になりそうですが、子供から大人、そして私のような老人にとっても、
精神的にいつ迄続くのか、先の見えないグレーな気分が蔓延しています。
これ迄も、鳥インフルエンザ、SARS(サーズ)、MERS(マーズ)、狂牛病、等々いろんな伝染病が
流行り、そして克服された現代医学を信じ、何とか今回も嵐の過ぎ去るのをただひたすら待つ(特効薬の
開発を祈る)ばかりです。
一週間前より、庭の椿が花盛りです。糊こぼし、曙椿、白玉椿、藪椿、等々 美しい大輪の花を
咲かせます。かと思うと、土佐水木の小さな花や、侘びた万作の花に金平糖のようなサンシュユの花等、
小さな庭は、新緑に間のある枯れ木の間々に彩りを添えてくれます。
暗いニュースばかりの中、心和む一時でした。