寒露
朝夕涼しいね、の言葉が何時の間にか肌寒く感じるようになりました。気のせいか、虫の音も
一時よりは力なげに聞こえます。庭の木々も、日当りの良い所の満天星(どうだん)つつじ等は、
そろそろ色付き始め、山桜は、そのまま枯葉を落とし出しています。
いよいよ秋も深まってきました。
先日、友人達と自宅で食事をしました。
二日前に買ったロース肉のブロックを焼いてローストビーフ風にした物と鶏肉の筑前煮や、
柿の白和え等の前菜で、とりあえず、お酒を始めてもらいました。
何となく寒くなりかけのこの時季、脂の乗った鱧で、玉葱や豆腐、きのこの鍋をしてみたところ、
大好評で、夏の鱧の落としのサッパリした美味しさとは、別物の濃厚な味は、秋から冬の
楽しみの一つです。
食べる事と共に飲み、話し、職業は、それぞれ別であっても、何か引かれる所のある友達との
楽しい語らいは、延々5時間も続き時を忘れるほどでした。
各々、大阪、滋賀へ帰らなければならないので、午後9時前には、最寄り駅まで送り、少し足元が
気になりながら別れを惜しみました。