今年の桜は、一気に咲き散り終りました。花に変わって小さな葉も出始めています。
暖かな日が続き初夏の陽気は、擬宝珠や鳴子百合の新芽を土の中から外へ
押し上げています。枯れ木のようになっていた冬の枝にも新芽が付き、少しづつ
葉を広げ出しました。
先週まで季節外れの高温が続いていましたが、ゆり戻しのように昨日、今日は
冬の寒さです。
日本の四季は、人の心はもちろん、環境、自然、生活、何もかもに影響を及ぼしますが、
近年の温度変化や気象変動は、季節の移り変わり以上の何かを感じます。
この所の寒さは、ようやく精神的にも春めいていた心持ちまで前向きに考えていたものが、
一気に内向きにしてしまいます。
植物は、鉢植えの物なら、置く環境によって生き、花を咲かせます。地植えの物ならば
水分が少なければ葉を落とし、子孫を継ぐ為に花を多く付けて種子を残そうとします。
自然の持つ意味、その努力を目にする度に、私達人間は何とひ弱な生物なのかと
思うと同時に精神を支える為の知恵を持ったという事なのでしょうか。
いろいろな事を思いながら、朝の10分間体操を今朝も終えました。
カチカチになっていた手足の指も、肩も、足の関節も少しづつほぐれ、終わる頃には、
汗ばむ程になるのは有り難い事でした。
今日も一日元気ハツラツと仕事に向います。