久し振りのパリ
10年以上も前にパリのメゾンエオブジェの展示会に出店参加し、その折にパリの街中をぶらぶら歩き、
楽しんだ事がありました。それ以来のメゾンエオブジェへの出店とトレンドの店探索という訳で、
1月16日から23日迄、8日間のパリ滞在でした。
メゾンの展示会を先ず皮切りに広い会場を歩き回り、2日間かけて見て回りました。初めて見た時の
驚き、感動は今も憶えているのですが、今回は何故かそのような感覚はなく、ただただ会場を隈なく
見て歩き続けました。変わったのは、日本各地の自治体単位での参加や、ジェトロの声かけでの
中小企業や個人企業の出店が幾つも見られ、それもシンプルでお洒落なブースが作られていた事です。
中には、昔ながらの「富士山、芸者」風な所も少しは見られるのですが、圧倒的に美しい見せ方になり、
展示品はさて置き、ディスプレイは、確かに上手くなっているなと感じた次第です。
私達のブースもなかなか良いブースだったように思いますが、さて、それが今後どの様に世界中の方に
見ていただけるのか、結果が待たれる所です。
その後は、生地屋、パーツ屋、ステーショナリーの店、有名な百貨店、人気の大型店舗、小さな
ギャラリーやブティック等々、気になる店を1日15,000歩以上も歩き続けました。
夕食を9時に済ませホテルに帰るとバタンキュ~の連続でした。
15才~70才までの5人連れで、興味も歩力も体力も異なるメンバーが、雨の中、7日間歩き続け、
各々が何を思ったのか、時間が経てば何かが残れば良いな~と思う旅でした。
私自身は年を重ね、色々な物を見、経験を積み感じ考え、今になって、感性、感動のあり方が
変化してくものだとつくづく感じる旅でもありました。
ちょっと疲れはしたものの、楽しい旅でした。
帰国して今日の世界のニュースで、パリが水浸しのニュース、そう言えば、セーヌ川の水量がやけに
多いねとスタッフと言っていたのが思い出されます。