モノクロ写真展
博道が他界して、5年が経ちます。
残された多くのフィルムを整理し、保存の為のデジタル化を進める仕事も
4年目を迎えます。
9000枚余りをスキャンニングし、文字データを入れる作業をする中、
面白い風景や、花、月、石等を一度モノクロで出力したいという思いが
募り、今回の写真展につながりました。
博道の出版の仕事の中でも初期に発表した物は、ほとんどモノクロームで
仏像、石彫、建築、日本のかたち等のジャンルに入る物でした。
それ以降の30年間は、ほぼカラーの作品ばかりを発表し続け、晩年は、
風景、花、自然等をカラーで気儘に撮る事が大変好きだったようです。
その気儘に撮ったカラーの写真をスキャンニングし、反転して、モノクロに
調整した物を今回インクジェットで出力してもらいました。
カラーには無い、奥深い想像(創造)の美しさが表現出来たのでは、と少々
自負しています。
博道が見れば、どんな事を言うのか、知るよしもないのですが、気になる所です。
まだまだ発展途上の作品かも知れないですが、気軽にリビングや寝室の壁面に
掛けてもらえる物になったと思っています。
多くの方々にご覧いただきたいものです。
12月26日(火曜日)まで開催しています。