花
秋の長雨に続き大型の台風、毎日、雨ばかりの一週間が続きました。
そんな中、日曜日に来客があるので、秋らしい風情の花を生けたいと思い
まだまだ不足の庭に出てみました。
雨の降る中、少しづつ紅葉しかけた楓は、家のリビングからでも、
いつも目にしているのですが、下草の草花や低木の木々の表情等、
ほとんど気付かない有り様です。
秋もそろそろ深まり、実が成り、ほととぎす草や、お茶の花も咲き出しました。
蘭系統の草花は相変わらず、緑の葉をつけています。
自然釉の花器に赤い実の成る白山木を二枝入れ、枯れ始めた
姫ほととぎすの花を入れました。
少し物足りないので、吉祥草の長く美しい緑の葉を入れ、
何とか秋らしい花になりました。
30分程の事ですが、お客様を迎える少しの間、自然とのふれ合いが、
自身の気持ちを整え、ゆったりとした一時を感じられました。
日照時間が少なすぎて、家中、庭もいつも湿っぽいのは、
もうごめん と言いたいこの頃です。