井上千鶴の言葉
井上千鶴のことば
入院
手術後5日目、この年令になっても人間の回復力の早さに驚きます。
7時間余りの手術後、1時間程で目覚めた時は、鼻(酸素)、
背中(麻酔)、腹部(血液、体液用ドレン)、尿の管に点滴と5本
(今、覚えているだけでも)のチューブが体に付けられている為と、
もちろん、痛みはないものの体を動かせば危険な気がして、
全く微動だにしなかった状態でした。
それが、一日毎にチューブが外され、めまい、吐き気がなくなると
少しずつ体が動き、おなかの痛みも少しずつ少なくなりました。
しかし、3日間は水も飲めなかったのが、昨日は、水を200cc
1日かけて飲み、ようやく今日は重湯と具のない お味噌汁を
いただきました。
不思議なもので、そうなると何となく、おなかに力が入り、
しっかりと歩けるようになってきました。
現代医学のおかげで痛みも大した事なく、内臓を切除し、縫い合わせ、
本人の体力の及ばない所を薬剤と検査の繰り返しで点滴でカバーを
して行くという大変な知識と技術を目にしました。
おかげで、今こうして、ブログを書く事が出来るようになりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
朝、ラジオを聞いていると血液、尿の一滴から、癌が見つかる、
それが2020年には一般化するというニュースが流れていました。
本当に素晴らしい研究ですね。
早期発見が、あらゆる所に効果をもたらします。
日進月歩の頼もしさを感じるこの頃です。