井上千鶴の言葉
井上千鶴のことば
シンピジューム
ようやく春を感じる日の到来です。
家のシンピジュームの鉢植が、4鉢共全部満開です。
一度咲き出すも一番先の花まで1週間以上かけて咲き、
次々と花の房が咲き揃い、それはそれは豪華な花の競演です。
しかし、その花が2週間も3週間も同じ表情で咲き続けると、
その養分は、どうなっているのか、根が必死に支えるエネルギーは、
一体いつまで続くのか等々気になり始めます。
美しいとか、可愛いい以上のものが、私の中に出来てきます。
花が房の先まで咲揃ったら、次のシーズンを迎える根の
養生の為にも花を切り、休ませてやらないといけない
気分になってきます。
果たして、それが、シンピジュームの育て方として
正解なのかどうかは確かでないにしても、来週あたりには、
養生期を迎えさせたいと思っています。
シンピジュームさん御苦労様でした。
花は、余り長持ちするよりも、桜のようにパッと咲いて散る、
これこそが、心に残る本来の花の命の美しさなのかも知れません。
(シンピジュームには少し気の毒ですが。)