愁色
三日前より台風の影響もあってか朝夕めっきり
過ごし良い日が続いています。
本格的な秋と言うには少し気が早いようですが、
夕暮れ時のひんやりした空気が頬を撫でる時
秋のもの悲しさを感じます。
と同時に移ろう季節の中でもその時が一番心に染みる好きな瞬間です。
寒さが苦手の私は、春をいつか、いつかと待ちわび、
暖かな春の日を感じる時、ほっと、ようやく
春が来たと心も体もゆるんでくるのを感じます。
多分、顔もにこにこと優しい顔つきになっている事と
思います。夏が近づくと日差しの激しさに呼応するように
不思議と頑張ろうの気分になってきます。
実際、草木の水撒きや雑草との戦いに日々明け暮れる毎日です。
それはさておき、仕事も一番忙しい時でもあるので、
この30年来、夏はパワー全開の時です。
それが息切れるように秋の到来と共に
ストイックな気分になって来るのは例年の事です。
この季節が、私の一番好きな季節なのかもしれません。
ようやく自分を取り戻せる時でもあります。
冷たい冬が始まる束の間の秋を存分に感じたいと思うこの頃です。