立春
春のギフトショーも無事終わり、帰宅すると
苔の柔らかな部分を例年のように虫を探して
鳥が撒き散らし、そこらじゅうが堀り返されています。
いよいよ春到来なのでしょうか。
啓蟄(けいちつ)にはまだ間があるのにと
思いながら、ひっくり返された苔を元通りに
戻して回ります。
それにしても今年のギフトショーは、久しぶりの
人の入りで、5名のスタッフも大忙しだったとか。
私も半日しか居なかったのですが、初めて会う人も
多く少しの緊張感が楽しい一時でした。
若いスタッフの一生懸命の対応が又ほほえましくも
思えました。以前より台湾や中国の人達が
ギフトショーの中でも多くなったように思えるのと
同時にせめて英語が話せるようにならないと中々
世界いえ、アジアですら商いは出来ないなと
実感しました。
5日の朝日新聞の社説のぺ-ジの中で、
拡散するナショナリズムについて佐伯啓思氏が
述べられている文章がとても気になる一文でした。
私達日本人のナショナリズムは一体どういう事
なのでしょうか。戦後世代の私は戦前の父母とは
異なった民主主義の教育を受け、経済優先、
自由と責任を何となく教えられ宗教については
ほとんど考えず、古い奈良、京都で育ったが故、
日本の伝統、美意識だけは身につける事が
出来ましたが、本当の意味でのナショナリズムを
考え他と比べ確たる信念を持てたのか考えるばかりです。
これだけ世界中が近い存在になっている今、もっともっと
それらの事を考え行動しなければならないのでしょう。
今日も北朝鮮がミサイルを発射しました。
日々世界で起きている事が身近に迫っています。
どう考え、行動をすれば良いのでしょうか。
いろいろな事を考える一週間でした。
春よ来い。