秋近づく
7月後半よりお盆頃までは本当に大変な
猛暑でした。その後は一変、台風やら
大雨やらで、いつの間にか空の雲も鰯雲の
ような秋の空を思わせる日であったり、
秋雨前線が続いたり、考えてみれば暑さに
限らず痛み苦しさ辛さが、現在の日本の
中では1年も何年も続く事はほとんどありません。
(精神的に病む場合は別として)そんな中では
終わってしまえば、その時の苦しさ痛さが
どれ程の事であったか忘れてしまいます。
私は最近、冬は霜焼けで手も足も人にはお見せ
出来ないような状態になり、そんな時は早く夏が
来てほしいと思い、夏になれば更年期以来、
上半身ばかりが異常に発汗します。その挙句
早く秋になって欲しいとばかり思うのです。
全く、その時々の苦しさを忘れ季節の移り変わりに
期待する日本ならではの都合のよさにあきれます。
しかしこのように思えるからこそ日々何かしら
希望を持って生きられ夢を追いかける事が
出来るという事でしょう。
今夜は涼やかな虫の音が聞こえます。
いよいよこのまま、秋の到来なのでしょうか。
ちょっとそれは余りにも調子が良すぎです。
もう一度揺り戻しがあるでしょうが、何はともあれ
秋近しのこの時期、虫の音を聞きながら夜長を
楽しむのも又、格別です。
やはり日本人で良かったなと思うこの頃です。