雑木林の枯木
私は毎日のように ならやま大通りを東へ奈良へ
向って車を走らせます。最近3ヶ月程前より
気になる事があります。押熊を通り過ぎ高の原の
南を通る頃、東の方向を見ていると今の季節なら
濃い緑一色に包まれているはずの林のあちこちに
枯れて真っ茶色になった木々が目に飛び込んで
きます。以前は松枯れが所々にあったのですが、
松ではありません。近くで見る事が出来ないので、
何の種類の木なのかは定かではないのですが、
椎か樫か広葉樹には違いありません。害虫による
ものなのか、あるいはこの近辺だけの事なのでしょうか。
とても気になります。
考えてみれば、この所の異常(恒常化しているか?)
気象が成せる業なのでしょうか。長雨の大雨が終るや
高温多湿の日が続き、あまりの極端な気候変化が
植物や昆虫等に大きなダメージを起こしているようにも
思えます。
大暑の頃はもちろん1年の内でも最も暑さを感じる頃では
ありますが、近年の変化の激しさは春ののんびりとした
風情を味わう間もなく、長雨や災害の情報が飛び交い
そうこうする間に次は猛暑の到来、この暑さが又長く続き
10月に入ってもようやく朝夕涼しくなったと思っていると
次は寒い寒いという言葉になります。
日本は四季を楽しめる国柄であった筈が、いつの間にか
春、秋が短くなったように思われます。
温暖化の影響なのでしょうが、その速度が早く、あらゆる
所に出てきているのかもしれません。