春待ちの憂鬱
2年前に頂いたシンピジュームの鉢花が
今年初めから蕾を付けました。1ヶ月半程で
花が開き始め、先週より満開に咲きました。
二鉢の花が各々三本、五本と花を立て、
しっかり咲いた花は、頂いた時の美しさ
に及ばないものの自然な花付きで自分
一人悦に入って、毎朝・夕、花を見ながら
お食事を楽しんでいます。
大して世話もしないのに、こんなに立派な
花を付け、見る者を幸せにしてくれる花の力は
大変な物です。それが、自分が咲かせたかの
ように誇らしく思うとは、思い上がりという物です。
多分これは以前、頂いた時の状態がたまたま
良くて、その力がまだ持続しているに違いない
とは思うのですが。
それにしても立派な花を付け咲き誇る姿は、
大したものだと言いたくなる程です。
それに引き替え自分は、この所、何か意欲減退で、
いろいろな事に積極的に向き合い行動してゆく事が
出来ません。とり合えず目の前の仕事を片付けるだ
けで、仕事が面白くてガンガンやって行くという気に
なれないのです。
そのくせ会社の事が気になり見るとついつい出来て
いない所を指摘したり、若い人の行動を注意したり
してしまいます。
その結果、自己嫌悪なのか、暗い気分になりどうすれば
若い人達が育つのかと考え込んでしまいます。
自分自身の意欲所ではなくなります。
暦の上では、雨水で、春を呼ぶ雨・草が子葉を出し、
木が芽を膨らませる季節になりました。後一月もすれば
桃の花や、れんぎょう、木蓮、そして桜の開花と目白
押しの花の季節です。
余り憂鬱な事を考えず前向きに前向きに気持ちを
切りかえて行きます。
春到来、待ち遠しいです。