5月も後半に入り、日ごと緑の濃くなるのを感じるようになりました。
雨上がりの苔は小さいながらも生き生きと背を伸ばしているように思えます。
まだまだ新芽がやわらかく、どの葉を見ても美味しそうに見えるのは私達人間ばかりではありません。
昆虫もそれこそ命がかかっているのですから、尚の事。
新芽の出そろった好物の葉に卵を産みつけ、孵化した毛虫が毎日せっせと葉を食べ続け
3、4日前には揃っていた新芽がほとんど坊主になるほどに食べつくされているような状態です。
特に目につかない西側の万作の木は毎年今頃こんなことが起こります。
今年も昨日トイレに入られたお客様が「すごい毛虫ですよ」と驚かれ
早速、薬剤を散布することになりました。
美しい緑を家に囲まれた中でいつも良い状態で保つということは
多分どちらのお家でも、寺院でも、料理屋さんでも目に見えないところで気をつけられているのでしょう。
町中で人と同じ環境に居る昆虫や小動物はそんな人の目を掻いくぐって苦労して生き延びているのでしょう。
とは言っても、毛虫はいまだに苦手です。