同窓会
一昨日、中学高校の同窓会がありました。
今回は幹事役を引き受けていました。
2年に一度のことですが、今まで私はあまり参加していないこともあり
50年ぶりに会う友の顔が誰なのかと見入ることしきりでした。
名札を見ながら顔を見比べ、「あぁ」という声があちこちから聞かれました。
よくよく見ると、皆それぞれ年をとり、老けてはいても昔の面影はちゃんとそこに見出せます。
それ以上に声を聞くと、聞き覚えのある声と顔で一度に昔の風景が甦りました。
50年近くの間、お互いいろいろな経験を積み、苦しいこと、楽しかったこと、悲しいことなどを
いっぱいつめ込んで今この場に居られるささやかな幸せをかみしめながら4時間あまり話しこみました。
5名の先生方が参加してくださいました。
その内、90歳を越えられた先生が2名、80歳以上の方が2名、70歳代の方が1名で
長寿を絵に描いたような先生達でした。
カクシャクとした話し振りにも増して、内容のあるお話を聞くにつけ
20年後、私もこのような話ができるのかとちょっと不安にもなりました。
はじめはクラス別に設置されたテーブルと椅子でしたが
最後はいろいろな所に出向き、話し込み、盛り上がることしきりでした。
二次会もほとんどがそのままスライドで、大変なにぎやかさでした。
以前も感じたのですが、同窓会の後の心のあり方は、普段付き合っている友人との別れとは異なり
後にも先にも続かないなんとも空虚な穴の開いたような思いが残るのはどうしてでしょうか。
今回もそんな気持ちで夕暮れ時、次回2年後の幹事さんに「よろしくお願い」して帰宅しました。