納戸掃除
来年、春に博道の写真ギャラリーと楽しみの空間作りをしようと決めて半年余りが過ぎました。
思う場所が定まらず、結局、博道が最後まで住んでいた中登美ヶ丘を手直ししてオープンすることとなりました。
ようやく場所を決め、私もその気になって始めることにしたのですが
その為にはギャラリーとしての有り方、人の流れ、楽しめる空間の演出などを考えなければなりません。
しかし、その前にとりあえず家の中を大改装しなければ何も始まりません。
11月にはいって1週間かけて納戸1ヵ所を大掃除しました。
いろいろ懐かしいもの、忘れていたもの、久しぶりに見て感心したものなどが出てきて
その折々の思い出と共に感慨に耽り、ようやく完了しました。
実家にいた頃、父に教えられ、よく蔵の道具の整理や季節の掛け物、飾り物、屏風や緞通の出し入れを
お店の人たちとしていたことを思い出します。
自宅の場合は、そんなに大きくない納戸ですが、何が何処に入っているのか
解り易くしておかないと、私がいなくなったら、多分誰も分からないだろうと思い
今回は自分の年を考えての整理をしました。
窓の外を見ると、いつの間にか山法師や南京ハゼが色鮮やかな赤色に
紅葉は今年もうひとつ美しく染まらないのですが、そろそろ葉を落とし始め
椿の花の蕾も少しずつ大きくなってきました。
来春一番に咲き始める水仙も土の中からにょっきりぶ厚い葉を出しています。
季節は何も言わずに進みます。
良い春を迎えられるように、今年の冬は私も凝りずに頑張ります。