処暑
暦の上では暑さのピークが過ぎた処暑になっても一昨日までは暑さは収まらなかったのが
昨日の朝方からの大雨で一転、やっと涼しい日を迎えました。
雨の慈しみを受け、木々は本当にうれしそうに見えます。
夕方になると虫の音が少しずつ聞こえてきます。
秋ももうすぐの気持ちになれました。
天気予報では今週はまた一転、猛暑まではいかなくともまだまだ夏だとか。
でも、一度秋近しを味わったこの気持ちがあればもう少しの我慢ができそうな気がします。
人の心持というのは本当に微妙なものです。
晴天の青空を見ると、何とも明るく晴れ晴れとした気分になり外向きになります。
雨の日は本を読んだり、縫い物をしたり、考え事をしたりと内面を見るようになります。
自然の営みに沿いながら生活することが人の生き方なのかもしれません。
特に秋は足早です。
処暑、白露、秋分、寒露、霜降とすぐに冬めいてきます。
朝夕、肌を出していると少しひんやりするこの感覚を楽しめる間に
夜風を感じながら物思いに耽る。
四季の中でも一番好きな時です。