入院4日目
病院内にも慣れ、朝、午後の2回ずつの点滴、各2時間半以外は全くの自由時間。
読書とボーっとすることとテレビを見ることに明け暮れている日々です。
病室からは生駒山上が遠望できますが、近景は病院の建物の屋根が目の前に拡がり
あまり良い景色とは言い難いものです。
それでも鳩や燕、小さな鳥たちが時々飛び交う姿を見、
先日はラジオで海を渡る蝶やウンカなどの小さな虫達が、波の波頭にそっと足を休め、また飛んでいく
生命力の不思議を思い起こしたりもしながらなぐさめられていました。
病院受付付近へ下りると、週明けということもあり大変な人でごったかえしていました。
ほとんどの人が60歳以上の高齢者で、夫婦で来られている方や
80歳くらいの老婦人ならば娘か孫に付き添われて来院されている様子。
老人患者がいかに多いかということに今更ながら驚きました。
また、私自身もその仲間入りなのですが。
働き盛りの40代、50代の人が少ないのが気になります。
その人たちは多分、よほど緊急事態にならないと病院(それも大学の)には来れないのではないのでしょうか。
少々のことなら町の薬局などで売薬を買ってなんとか過ごしているのでしょう。
本来、この年齢の人達がもっと手厚く体調管理をし、日々を健康に過ごすことが
将来の老人医療費の軽減化につながるのではと思いますし、
その年代の人こそが社会を牽引する原動力となるのでしょう。
あまりにも老人が多く、かつ、手厚いのはもう限界に来ているのでしょうね。
老人でもお金のある人はそれ相応の負担をするべきでしょうし、何でも一律というのは無理がありますね。
本当に今の日本は戦後の経済優先であらゆる物を見てきたシステムが
全体として限界に来ているのが、何につけても見えるように思うのは私だけでしょうか。