風薫る五月始まる
新緑の間々に山藤が美しく垂れ下がり遠目には藤色のベールがかかっているような美しさです。
ゴールデンウィークという事もあり、町中も、野山も、とりあえず沢山の人出です。
その前半に京都、東京の美術館を数館訪れました。美術館も時代によって見せ方、企画の内容も変化しています。
季節柄、琳派の物が多く、本阿弥光悦、尾形光琳、乾山、酒井抱一、鈴木其一、などの逸品が勢揃い、大変見応えのある展示でした。
中でも根津美術館は、その展示品のレベルの高さは群を抜く物で堪能しました。
以前訪れた頃は、建物もクラッシックでそれはそれでよい雰囲気でしたが、3年ほど前に改築された今の建物は都内の中とは思えない程、庭園、茶室に隣接し、すっきりとした佇まいが心地よい物になっていました。
さて、後半は自宅の庭掃除と、炉から風炉への模様替えでもしようかと思っています。