お茶の稽古再開
以前は新人の方達を中心に先生を招いてのお茶のお稽古を毎月行っていたのですが
忙しかったり、私の都合でこの2年以上お休みしていました。
今年4月より新入社員3名を迎え、直営店の人達も加わり、月1回、2班に分けて
私達でお茶というよりも、もう少し広範囲な意味の日本のくらし、交わりを習い
もてなしとは等々を勉強していきたいと再開しました。
1回目ということもあり、新人の方達は緊張の面持ちでしたが
最後の食事時は和気あいあいと笑顔も見られ楽しい一時でした。
私自身、今回はどのような趣向で道具を揃えようか、お花は何を、どの花器に入れようか等々
考える楽しみが出来、段取りと道具の出し入れの忙しさはあるものの
その楽しみのほうがずっと勝って充実した一時を味わえました。
皆が成長し、道具の事や軸の事を話し合えるようになれば、もっと深い味わいが生まれるだろうと
先々を楽しみにしたいと思っています。
此回の席のテーマは“花”にしました。
軸は上司海雲師筆の“雲”に梁塵秘抄の歌
飾りは銅の華籠に散華、久岡冬彦作 影青小壷香盒
花器はタイ高地民族の篭にシャガの花と山吹、桂花を生け
水指は古瀬戸麦藁手耳付壷
薄茶器はタイのキンマ小器を棗に見立て
主茶碗は朝鮮唐津
菓子は名古屋銘菓 初鰹
以上のような取り合せで行いました。
又、次回を楽しみにしています。