2013年4月5日
三本の矢と私達の生活
民主党から自民党に政権が変って何だか景気が良くなり、
明るい気ざしがあるような、そんな社会的な風潮が出来つつあります。
実際、有名企業がベースアップを決めたとか、
決算ボーナス(4月決算のところ)が出たとか、という報道を目にします。
昨日は、日銀新総裁黒田さんが今迄にない大巾な金融緩和を断行し、
それを受けて、株価は軒並み上がるという事体です。
又、バブル到来かと、庶民は単純に好感しているかもしれません。
しかしその財政たるや、中身は国債です。
私達国民の懐をあてにしたやり方です。
考えてみれば、民主党が圧勝した頃の多くの人達の気持ちは、
「足るを知る」「清貧」「本物の良き物を長く大切に使う」等々、
バブル期の地に足の付かない生活を見直し、日本人の精神性に立ち帰ろう、
成熟した文化人としての生き方に戻ろうという流れが出来ていました。
東北の方々、とり分け原子力被害の福島県の方々の事を思った時、
決して原子力発電を安易に復活させてはいけないと思います。
人が生活する為には必ず経済活動は必要な事です。
しかしながら、どこ迄もそれを拡大させる事が人間として幸せなのか、
どこかで、誰かが、ではなく皆がそれに気付かなくても良いのか。
今の政治のあり方を注視したいと思っています。